世界の諸都市の繁栄指標を示す暫定的調査結果は、国際連合人間居住計画国連(ハビタット)のプログラムの中で発表された。完全版の「世界都市報告書」は3月31日に発表される。
ロシアの首都モスクワは「インフラの発展」の項目で83.2ポイントを獲得し、1位。これに英国の首都ロンドン(75.9)、仏のパリ(76.3)が続いた。モスクワは「生活の質」の項目でも68.3ポイントで首位を占めており、同じく2位にロンドン(61.59)、3位パリ(57.16)が入っている。
世界29の巨大都市の総合評価ではモスクワは世界3位。1位はシンガポール、2位はカナダのトロントが占めている。「世界都市報告書」の指標項目には他に「平等と社会生活の統合」「経済の生産性」「持続可能な環境」「都市管理と法規制」が列挙されている。