ザギトワは、国際オリンピック委員会(IOC)公式サイトに寄せたインタビューで「記者として即座に反応し、必要なタイミングで仕事に参加するのは、すべてがあまりにも予測不可能であるため、私にとってはまだ難しいことです。私は選手として長期的なトレーニングの中で各大会に向けて準備をする習慣を身につけました。その際はもちろん、氷上に出るときにはドキドキしますが、それでも体が覚えていて、動いてくれます。でもマイクを手にしたときは、すべてが予測不可能です。しかし、むしろ重要なのはそれではありません。正直なところ、フィギュアスケートを外から見るのは私にとってまだ難しいことなんです。なぜなら、私も出場できたかもしれないのにと思うからです。心の中で記憶がよみがえり、再び息を吞むような当時の感覚を覚え、まるで自分が氷上に出ていくかのような多幸感があらわれます」と語った。
2019年に日本で開催された世界選手権で優勝した後、ザギトワは競技活動の停止を表明し、2020年にロシア連邦大統領付属ロシア国民経済行政アカデミーのジャーナリズム学部に入学した。
ザギトワは引退は表明していない。そのためザギトワによると、リンクに戻って権威ある大きな大会に出場する夢を手放すことが今もできずにいるが、再び大会に出場するためには、肉体を取り戻さなければならず、そのためには信じられないほどの努力が必要になる。またザギトワにはコーチになるという夢もあるが、これは非常に神経をすり減らす仕事だ。ザギトワは「成り行きを見守りましょう」と述べた。
以前「スプートニク」は、平昌五輪金メダリストのザギトワと銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが、ロシアのテレビ局「第1チャンネル」のリポーターとして2022年北京冬季五輪に向かうことが分かったと報じた。
関連ニュース