女性関連のニュースは男性より少ない GMMP調査

ニュースメディアにおけるジェンダー調査機関「グローバル・メディアモニタリング・プロジェクト」(GMMP)の調べで、世界のニューストピックで女性に関する記事が占める割合はわずか24%で、さらにタイトルの多くは「初の」「死」「レイプ」といった特定のトピックに関係していることが明るみになった。
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GMMPはおよそ16年の間にさまざまなメディアが報じた記事38万件以上を分析。その結果、女性に関する記事は報道ニュースのわずか24%を占めるに過ぎず、しかもこの数値は2010年以降変化していないことがわかった
さらに女性に関するニュースには、センセーショナルな見出しや「初の」という表現が使用される回数が他の記事よりも多かった。
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女性がニュースに登場する場合に最も多い話題は暴力や犯罪で、「死」が4000件、「レイプ」が6000件、「殺人」が1万件だった。しかし、このようなニュースでは女性は一個人ではなく、「娘」「母親」「妻」といった誰かとの関係性で呼ばれることが多かった。
こうした傾向の反面、全体的には女性は活動家、リーダー、起業家、創業者として取り上げられる回数が増えているが、そうした記事では必ず「女性」という性別が強調されている。
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