世界の食料価格、上昇続く 

国際連合食糧農業機関(FAO)が発表した2022年1月の世界の食料価格指数は135.7と、前月に比べ1.1%上昇し、2011年4月以来の記録的な水準に達した。
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最も気がかりなのは、植物油と乳製品の価格上昇。植物油価格指数は4.2%上昇して185.9となった。パーム油、大豆油、菜種油、ひまわり油が値上がりした。乳製品価格指数は2.4%上昇し、132.1に達した。脱脂粉乳、牛乳、バターが最も値上がりした。
専門家らは、乳製品価格指数が5カ月連続で上昇しているため、この傾向はゆるぎないものであるとの見方を示している。
穀物価格指数も上昇した。トウモロコシは3.8%、米は3.1%上昇した。一方、小麦価格は3.1%低下した。オーストラリアとアルゼンチンからの供給が季節的に増加した。
食肉価格は111.3から112.6に小幅上昇した。なお、パンデミックによる供給制限にもかかわらず、牛肉価格は高騰、豚肉価格はわずかに上昇し、羊肉と鶏肉の価格は下落を続けた。
砂糖は2カ月連続で下落し、専門家たちを喜ばせた。砂糖は3.1%下落し、112.8となった。
先にスプートニクは、ロシア人医師が勧めるソ連時代によく用いられ、健康増進効果が高いにもかかわらず、今や忘れられつつある5つのスーパーフードについて報じた。
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