トマス=グリーンフィールド国連大使は、ジョー・バイデン大統領が北朝鮮との直接交渉に応じる必要はあるかとの質問に対し、次のように回答した。
我々は北朝鮮側と前提条件なしで会談する意思があるということを明確に伝えた。ただし、首脳会談を開催する前に、何を達成することが可能なのかを明確にした方が良い。
北朝鮮側が連携に応じる場合、バイデン大統領は首脳会談に踏み切るかとの質問に対しては、「重要な条件が整えば、確実にこれを検討する」と国連大使は回答した。
ただし、米国側は現時点において、北朝鮮をいかなる交渉のテーブルにもつかせることができない状況にあると回答した。
国連安保理では非公開会合が開催され、北朝鮮情勢が検討された。米国をはじめとする同盟国は北朝鮮が最後に行った弾道ミサイルの発射実験について、地域のさらなる不安定化を引き起こすものであるとし、北朝鮮側による国連決議違反にあたると非難した。
一方、中国の国連大使は朝鮮半島の問題を解決するためにはより柔軟な対応が必要であると指摘し、米国の動きを制裁した。
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