露中首脳会談についてコメントした中で、国務省の高官は次のように発言した。
この会談はウクライナ情勢の緊張緩和に向けた外交へとロシアを突き動かす上で中国側にとってのチャンスとなるべきだ。まさにこれを国際社会は関係国から期待している。
米国政府高官は、露中首脳らの共同宣言について言及した中で、これまでの二カ国の歩み寄りを反映したものであるとコメントした。
中国を介した働きかけについてはホワイトハウスのジェン・サキ報道官も指摘している。米国政府は中国政府と首脳レベルの連携を支持しており、欧州の不安定化は世界全体における中国自らの利益にも反映されるとサキ報道官は指摘した。
欧米諸国やウクライナ政府で、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があるという疑惑が浮上している。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、このような情報は空虚で根拠のない緊張を高めるものだと指摘し、ロシアは誰にも脅威を与えていないと強調した。またペスコフ氏は、このような発言を正当化するための挑発行為が起こる可能性を否定しなかった。
関連ニュース