アフガンで13人の米兵と170人の市民を死に追いやったのは1発の爆弾=米国防総省

アフガニスタンの首都カブールにある空港のゲート付近で2021年8月末に発生した爆破テロでは13人の米兵に加え、少なくとも170人のアフガニスタン人が死亡したが、このテロで使用された爆弾は僅か1発であることが米国の調査で明らかになった。発砲による負傷者や犠牲者は確認されていない。米国防総省のケネット・マッケンジー米中央軍司令官が記者団に明らかにした。
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米国防総省は4日、2021年8月26日に発生したテロ攻撃の調査結果を発表した。この頃、駐留米軍は外国人や現地住民の間でも特に脆弱な市民を救出するため、国外退避作戦にあたっていた。
国防総省によると、このテロで使用された爆弾は僅か1発で、13人の米兵に加え、少なくとも170人のアフガニスタン人が死亡したという。米兵、およびアフガニスタン人による発砲の負傷者、または死者は1人も確認されなかった。
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殺傷能力を高めるため、爆弾には金属片が仕込まれており、防弾チョッキやヘルメットで防ぐことはできなかったという。米国政府は国際テロ組織「ダーイシュ」(IS、イスラム国、ロシアで活動禁止)が犯行に関与したと見ている。
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