メタバースに「パーソナル・バウンダリー」機能 仮想空間での嫌がらせ防止で

マーク・ザッカーバーグ氏率いるメタ(旧フェイスブック)は、メタバース「Horizon Worlds」でユーザーの「パーソナル・バウンダリー(個人的境界」を保護するシステムを導入した。仮想空間での嫌がらせを防ぐことが目的。ニューヨーク・ポストが報じた。
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メタバースのテスト中にある事件が起こった。ニーナ・ジェーン・パテル(43)さんによると、メタバースで使用する自分の分身のアバターが3〜4人の男性から性的嫌がらせを受けた。約1分間続いたという。パテルさんが逃げようとしている間、男性たちはパテルさんの写真を撮り、「好きじゃないふりをするな」と叫んだという。
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これを受け、メタは「パーソナル・バウンダリー」というセキュリティ機能を導入した。この機能は常に有効に設定されており、オフにすることはできない。
新機能により、アバター間の距離は1.2メートル超となり、ユーザーの個人空間に侵入できなくなる。メタは、これは「望ましくない相互作用」を防ぐのに役立つと指摘した。
メタは「パーソナル・バウンダリー」について「人々の快適な相互作用にVRがどのように役立てるかを示す顕著な例だと考えている」と発表した。
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