モリソン氏は、首相公式ウェブサイトに掲載された声明の中で「我われは過去数週間、ウクライナにいるすべてのオーストラリア人と連絡を取り、今が退避するときだという非常に明確なメッセージを伝えようと試みた」と述べている。
モリソン氏は豪市民に対し「出国したいのであれば、今がそのときだ」と呼びかけた。
またモリソン氏はロシアに対し「この問題の解決を望む他の国々との協議への参加継続」を求めた。
先に、オーストラリアのブルース・エドワーズ駐ウクライナ大使も、武力紛争が起こるリスクがあるため、ウクライナから退避するよう豪市民に呼びかけたと報じられた。オーストラリア人外交官の家族はすでに国外退避したという。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。
ロシアは西側諸国およびウクライナの主張する「暴力的行為」を再三にわたって否定しており、ロシアは何人に対しても脅迫しておらず、攻撃する意図もなく、この「ロシアの暴力」という表現がより多くのNATOの軍事機器をロシアとの境界線近くに配備する前提として利用されていると指摘してきた。
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