日本選手 パラ選手団にスマホ貸与 公式アプリによる情報漏えい懸念で

北京冬季オリンピック・パラリンピックで使用される参加者の健康状態を管理する公式アプリをめぐり、日本パラリンピック委員会(JPC)は、パラリンピックに出場する日本選手団全員にアプリ専用のスマートフォンを貸与することを決定した。NHKが報じた。
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新型コロナウイルス対策の一環で、今大会に参加する選手らは端末に公式アプリ「MY2022」をインストールして健康状態を申告することが求められているが、同アプリが不正アクセスによる個人情報流出を招く可能性があるとの懸念が広がっている。
これを受け、JPCはパラリンピックに出場する日本選手25人やチーム関係者など計66人に対して、アプリを入れるためのスマートフォンを貸与する。現在、2月下旬の選手団の出国に合わせて準備を進めているという。
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また、大会終了後は飛行機の中でアプリを削除し、帰国後は選手本人の同意のもと、専門家が端末を検査するという。

専用アプリの貸与について松野官房長官は「日本選手団の情報セキュリティーの確保に万全を期していく」と述べた。
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