フィギュア特集

ドーピング検査疑惑のワリエワ 出場停止処分が解除=メディア

ロシアのフィギュアスケート選手、カミラ・ワリエワ(15)の出場停止処分が解除されたことが分かった。また、ロシアは2022年北京冬季五輪のフィギュアスケート団体戦で金メダルを保持することも明らかになった。事情に詳しい2人の関係者が、ロシアのスポーツメディア「チャンピオナット」で語っている。
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その関係者は、「弁護士団はワリエワの出場停止処分の決定を解除させることに成功した」と同メディアに明らかにした。
一方で、ワリエワの出場停止処分の決定については、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴する可能性があるという。
その後、ロシアフィギュアスケート連盟(FFKKR)のオリガ・エルモリナ報道官は、ワリエワは北京冬季五輪の出場停止処分になっていないことを明らかにした。
フィギュアスケートの女子ショートプログラムは、2月15日に行われる。

事の発端は?

北京五輪でワリエワはフィギュアスケートの団体戦にロシア(ROC)チームの1人として出場し、ROCは金メダルを獲得。8日には団体戦のメダルセレモニーが行われるはずだった。ところが直前になり延期。当初予定の7日から8日へ、そして今後は未確定だという。
国際オリンピック委員会(IOC)の広報は、リア・ノーボスチ通信の取材に対し、IOCは国際スケート連盟(ISU)と法的な相談を必要とする事態が発生したと明らかにした。その後メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」は、団体戦の表彰式の遅れはワリエワのドーピング検査に関係していると報じた。
IOCのマーク・アダムス広報担当責任者は、メディアの報道について次のようにコメントした。
「色々な憶測が飛び交っているが、コメントするつもりはない。昨日、法的な意味を持つ緊急事態が発生した。適切ではないのでコメントは控える。ドーピングに関係する可能性があるという報道は、全くの憶測にすぎない。」
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