ファイザー社は先月14日に承認を申請。同薬は米国が緊急使用を認めており、10日夜、厚労省の専門部会が日本国内での製造販売を「特例承認」することを了承した。
「パキロビッドパック」について、日本政府はファイザー社と今年中に200万人分購入することでと最終合意している。すでに国内に納入されている4万人分が、早ければ14日にも医療現場に届けられるという。
対象は重症化リスクのある患者。1日2回、3錠ずつを5日間服用する。臨床試験では、発症から5日以内に投与した場合、入院や死亡のリスクを88%抑えることができたという。但し、高血圧や高脂血症、不眠症などの治療に使われる薬との併用ができない。
27日までは、約2000の主要医療機関で院内処方するほか、連携可能な地域の薬局で試験的な取り組みを行う。日本全国の医療機関での処方は28日以降を予定している。
関連記事