日本外務省は「ウクライナの国境周辺地域においては、ロシア軍の増強等により緊張が高まっており、予断を許さない状況が続いている。隣国ベラルーシでは、ロシアとの軍事演習が開始され、また、最近ロシア軍の船舶が新たに黒海に入るなど、更に緊張が高まっている。関係国による外交努力の動きがある一方で、事態が急速に悪化する可能性が高まっている」として、ウクライナ全土の危険情報を最高度のレベル4に引き上げた。
また、ウクライナに滞在している日本人に直ちに退避するよう呼びかけた。
また日本政府は11日、ウクライナ情勢に関し、官邸連絡室を設置した。
2022年2月9日, 14:11
ロシアは、所謂「ロシアによるウクライナ情勢悪化計画」を断固として否定しており、ロシアは誰のことも脅かしておらず、そのような声明はすべて、ロシアの国境近くにNATOの軍事装備をさらに配備するための口実として使われていると何度も繰り返している。
以前ロシアのラブロフ外相は、ロシアはウクライナをめぐる紛争状況のためにいかなる口実も作っていないと述べた。ラブロフ氏によると、ロシアは、西側によって起こされたウクライナをめぐるヒステリーが、ドンバスに関するミンスク合意をひそかに妨害するというウクライナの路線のカモフラージュを目的としている可能性を排除していない。
関連ニュース