日本将棋連盟によると、王将戦七番勝負の第4局が東京のホテルで11日と12日に行われ、藤井竜王が114手で渡辺明王将を破り、王将を奪取した。
これにより、藤井新王将は、竜王・王位・叡王・王将・棋聖の5タイトルを持ち五冠となった。
これまでの五冠達成の最年少記録(22歳10ヶ月)を保持していた羽生善治九段は、19歳での五冠達成は驚嘆すべきことだと絶賛。今期の王将戦の内容は激しいものだったが「その中でも藤井さんの紙一重の強さが光りました」と語っている。
敗れた渡辺九段は2000年に15歳でプロ入り。2004年には、20歳で竜王位を奪取。20歳でのタイトル獲得は当時史上3番目の年少記録だった。渡辺九段は竜王と棋王を連続5期防衛したことから永世竜王・永世棋王の資格を保持している。
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