ホワイトハウスの発表によると、バイデン大統領はプーチン大統領と電話会談を行い、ウクライナの国境付近における軍事的緊張について会談を行った。
米国はウクライナを巡る状況において、劇的な変化は発生していないと判断している。
バイデン大統領は仮にロシアがウクライナに侵攻した場合、ロシアは米国、同盟国による厳しい制裁に直面すると牽制したという。
また、米国はあらゆるシナリオに向けて用意ができているとプーチン大統領に指摘した。
米国は仮にロシアが緊張悪化の道を歩み続ける場合、ウクライナに対する軍事支援を強化する姿勢があることを強調した。
露米電話首脳会談はおよそ1時間にわたって開催された。ウクライナ危機以降だけで露米首脳会談の開催はこれで3度目となる。両国の担当チームは今後数日間、ウクライナ情勢を巡り綿密に連携を取ることで合意した。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。
ロシアは西側諸国およびウクライナの主張する「暴力的行為」を再三にわたって否定しており、ロシアは何人に対しても脅迫しておらず、攻撃する意図もなく、この「ロシアの暴力」という表現がより多くのNATOの軍事機器をロシアとの境界線近くに配備する前提として利用されていると指摘してきた。
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