カナダ国防省の発表によると、「ロシアの攻勢」により作戦上の状況が複雑化したことから、カナダ国防軍はウクライナに展開している協力部隊を他の地域へと退避させる。
発表によると、ウクライナからの撤退は同国への支援ミッションの終了を意味するものではないものの、この配置換えはカナダ国防軍の安全保障を支援することが目的だという。
カナダ国防省はウクライナ国外へと退避させる部隊の規模や配置先、その後のミッションを明らかにしてない。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。
ロシアは西側諸国およびウクライナの主張する「暴力的行為」を再三にわたって否定しており、ロシアは何人に対しても脅迫しておらず、攻撃する意図もなく、この「ロシアの暴力」という表現がより多くのNATOの軍事機器をロシアとの境界線近くに配備する前提として利用されていると指摘してきた。
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