サウスチャイナモーニングポスト紙によれば、清華大学航空宇宙工学院のジャン・チャオ教授率いるチームは、北京オリンピック会場に実験的な無線システムを設置した。実験では、1テラバイトを超えるファイルを約1キロメートルの距離で送信し、データ転送の速度記録を樹立した。転送は1秒とかからず終了した。
実験結果の報告書には、ミリ波レーダーと呼ばれる高周波の電波を使用することで可能になったこと、またこの技術が6Gデータ伝送に適用できるとの考えが示されている。
ジャン・チャオ教授は「これは物理的に新たな次元の導入であり、ほとんど無限の可能性を秘めたまったく新しい世界につながりうる」と強調した。
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