台湾TSMCとソニーグループ、熊本新工場の投資額を約1兆円に増額

日本のソニーグループと半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)は15日、熊本県に共同で建設予定の半導体製造工場について、投資額を約2割引き上げ、86億ドル(約9800億円)にすると発表した。時事通信が報じた。
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報道によると、両社は新工場の生産能力を従来の計画より増強するため、投資額を約1800億円増額するという。
また、合弁会社には、自動車部品大手でトヨタグループ「デンソー」も約3億5000万ドル(約400億円)を出資すると発表した。
ソニー、半導体不足と競争で約3兆円失う
世界的な半導体不足により、自動車メーカーでは軒並み減産が続いている。デンソーの有馬浩二社長は「車載半導体の中長期的な安定調達を実現し、自動車産業全体に貢献していく」と話した。
TSMCは昨年10月、ソニーグループと共同で熊本県菊陽町に新工場を建設すると発表した。今年着工し、来年の稼働開始を目指している。
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