ワクチン未接種の「代償を払う用意がある」=ジョコビッチ選手

男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)は、新型コロナウイルスワクチン接種に対する自身の姿勢を維持するために、全仏オープンやウィンブルドンなどの大会への出場を犠牲にする用意があると語った。
この記事をSputnikで読む
BBCによると、ジョコビッチ選手は「そうだ、その代償を払う用意がある。ワクチン接種に反対したことは一度もないが、自分の体内に入れるものを選ぶ自由を常に支持してきた。自分の体に関する原則や決定は、どんなタイトルよりも、または何よりも大事だ」と語った
また世界ランキング1位のジョコビッチ選手は、オーストラリア当局によるビザ取消しにがっかりしたと語り、オーストラリアから国外退去となったのは、ビザ申請書類のミスやワクチン未接種が原因ではないと述べた。
新型コロナウイルス
ウィーンでワクチン義務化の抗議デモ 数千人が参加
ジョコビッチ選手によると、その原因は、ジョコビッチ氏がオーストラリア国内でワクチン接種反対機運をつくりだす可能性があるという考えに基づいてオーストラリアの大臣が自身の裁量でビザを無効にしたことにあるという。ジョコビッチ選手は「これに私はまったく同意していない」と強調した。
ジョコビッチ選手は全豪オープンに出場するため今月5日にオーストラリアに到着した。翌日、当局は同選手が新型コロナ用ワクチンの接種を受けていないことに理解を示さず、ジョコビッチ選手は隔離されることとなった。4日後、ジョコビッチ選手は裁判所の決定から隔離が解かれたが、14日にオーストラリアのアレックス・ホーク移民相は、再度、同選手のビザの取り消しを決定した。ジョコビッチ氏は17日深夜にオーストラリアを去っている。
関連ニュース
肥満の人は新型コロナに再感染しにくい
ジョコビッチ選手がコロナ用製薬開発企業を買収
コメント