ハンブルク大学のソレン・ガースティング教授率いる研究チームは「ドイツの子どもたちを対象にした新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染確率に関する最大規模の観察の1つでは、子どもたちが新型コロナウイルスに感染する確率は実際に大人よりも低いことが確認された。さらに子どもたちはウイルスを同居者に感染させる確率が低く、かれらの親よりも抗体産生量がはるかに多い」と発表した。
研究チームは、2020年5月から6月までの約4600人の子どもたちのデータを分析した。新型コロナウイルス感染症から回復した子どもたちの体内の抗体の典型的な濃度は、彼らの親やその他の大人たちよりも1.7倍程度高かったという。
これは、子どもが新型コロナウイルスに感染する確率は大人よりもはるかに低いという仮説を再確認した。
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