ペスコフ氏は「日本は我われの非常に重要な隣国であり、我われの非常に重要なパートナーだ」と述べ、プーチン大統領にとって昨年秋に首相に選出された岸田氏は、そのポストとして新たな対話者だと指摘し、「会談では二国間関係に重点が置かれることに期待している。我われは二国間関係のさらなる発展を望んでいる。それは極めて多面的だ」と強調した。
またペスコフ氏は、露日関係に「問題が存在」していることを認め、「それらについても、おそらく、大統領と首相は協議するだろう」との見方を示し、「しかし、日本側にとってウクライナ情勢が最も重要であるならば、プーチン大統領は必要な説明をする用意があると私は確信している」と述べた。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。ロシアはこれまでウクライナ侵攻の報道を繰り返し否定。リャブコフ外務次官は、モスクワにはウクライナ侵攻の意向は現在も将来もあり得ないとしている。