トルソワは、トゥトベリーゼ一門の技術要素を担当するトレーナー、セルゲイ・ドゥダコフ氏に対して「あなたは分かっているでしょう、この大会で私の人生は永遠に壊れた」と発言。
「すべてが嫌い!大嫌い!もうフィギュアスケートは二度とやりたくない!
このスポーツが本当に嫌い!この競技が大嫌い!このスポーツの全てが嫌い!もう二度と氷の上には立たない!絶対に!
嫌い!こんなことありえない、絶対にだめ!こんなの無理。みんな、みんな金メダルを持ってるのに私にはない!嫌い、嫌い、大嫌い!もう二度と…!」
と強い口調で感情をむき出しにした。
トゥトベリーゼ氏はトルソワを慰めようとしたが、トルソワは「やめて、必要ありません!(トゥトベリーゼ氏がトルソワを抱擁しようとすると)あなたは全部知ってた、全部知ってたんだ!」とひたすら怒鳴った。
ドゥダコフ氏がトルソワに近づこうとしたが、トルソワは断固として突っぱねた。
その様子を、左側にいた日本人選手の坂本花織(21)は黙って見ていた。
トルソワ選手とトゥトベリーゼ氏
© 写真
トルソワは表彰式に泣きながら登場し、金メダルを獲得したシェルバコワに拍手を送ることはなかった。
その後ミックスゾーンに現れたトルソワは、心情を正直に語った。
「私は3年間、主要な大会で優勝したことがない。ジャンプを跳べば勝てると思っていたが、そんなことは起きなかった。」
関連ニュース