調査では300人の医療従事者と400人のボランティアにファイザー社とモデルナ社のワクチンを4回接種し、そのデータが分析された。その結果、4回の接種でCOVID-19感染を予防できたのは、ファイザー社のワクチンで30%、モデルナ社で11%に過ぎないことがわかった。4回目のRNAワクチン接種で、免疫グロブリン値は3回目の接種後と同じ高水準になったが、それでも軽症および無症状性のコロナウイルスの発生率の継続的な増加には影響を及ぼさなかった。
これらの結論は、SARS-CoV-2の突起の構造が37か所にわたって変異した新オミクロンの特徴から導き出された。このような変異によって、ウイルスは既知のほとんどのモノクローナル免疫グロブリンに対する免疫を獲得してしまったため、既存のワクチンはすべて効果を失った。
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