2月8日、WADA公認の研究所は12月末に採取されたワリエワのサンプルがトリメタジジンの陽性反応を示したと発表した。トリメタジジンとは、心臓の細胞の働きをサポートする薬。
CASの発表には「ドーピング防止検査室が、サンプル中の物質の非常に低い濃度と互換性のあるミスを犯した可能性がある。そのため選手がBサンプルの分析を要求する」と書かれている。
CASは14日、ワリエワ選手をめぐる件について、国際オリンピック委員会(IOC)、国際スケート連盟(ISU)、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の申し立てを棄却し、ワリエワは北京五輪の個人種目に出場できると発表した。
17日に行われたフリースケーティング(FS)で、ショートプログラム(SP)で首位だったワリエワ選手は224.09点で4位となった。ロシアのアンナ・シェルバコワ(17)が総合で255.95点をマークし、金メダルを勝ち取った。銀メダルもロシアのアレクサンドラ・トルソワ(17、251.73点)が獲得。3位は日本の坂本花織(21)が233.13点で占めた。
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