同氏は、「私はこの仮説を主張し続けている。オミクロン株は今後、変異を始めるだろう」と述べている。
アルトシュテイン氏は、突然変異が多く起こることで、オミクロン株の退化につながると予測している。同様の研究は、日本の国立遺伝学研究所の井ノ上逸郎教授が、国内でデルタ株の感染状況が落ち着いた時期に発表している。熊本日日新聞によると、井ノ上氏はデルタ株でゲノムの変異を修復する酵素が変化し、その修復が追いつかずに死滅したのではないかと指摘している。
アルトシュテイン氏は、オミクロン株が同じ運命をたどることを確信している。
同氏は、「オミクロン株の弱体化の兆候として、感染者数が減少していることが挙げられる。今はまだそれほど目立つ形では現れてはいないが、2ヶ月後にはこのウイルス株は減少するだろう。その後オミクロン株は少数派になり、さらにその先には取るに足らない数になり、もしかしたら完全に消えてしまうかもしれない」と述べている。
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