テドロス事務局長は、「本質的に、現在の条件は、より感染力のある、より危険性の高い変異株が出現するのに最適なものだ」と述べた。
またテドロス事務局長は、複数の国ではワクチン接種者が拡大しているが、変異株「オミクロン」が全体として軽症であることから、パンデミックは収束したと想定する危険な声が出てきているが実際はそうではないとし、世界では毎週の死亡者数はおよそ7万人に達し、医療機関は満床であり、またウイルスの進化に対する観察も不十分であると述べた。
テドロス事務局長は、国際社会には現在、2022年に、「世界的な非常事態としての」新型コロナウイルスによるパンデミックを収束させるための手段とノウハウがあるとした上で、我々はこのパンデミックの収束に注目しており、パンデミックから教訓を学ぶよう呼びかけた。
関連ニュース