ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ国境に接したロストフ州で2発目の砲弾が炸裂

ウクライナと国境を接したロシアのロストフ州タラソフスキー地区でさらに2発目の砲弾がさく裂した。治安維持機関内の消息筋が明らかにした。
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これより前、消息筋は暫定的な情報として、砲弾がウクライナとの国境から1キロ離れたロストフ州タラソフスキー地区でさく裂したと伝えていた。消息筋は、さく裂した地点は民家のある場所から300メートルと指摘している。
ロシア捜査委員会のアレクサンドル・バストルィキン委員長は、ウクライナの砲弾がロシア領に入った件で刑事事件として起訴し、入念な調査を行うよう指示した。ペトレンコ報道官が明かした。
リアノーボスチ通信の消息筋は、「最初の砲弾の炸裂した近くに2発目の砲弾が撃ち込まれた。これはソ連製の120ミリの火炎性のロケット弾『グラート』だ」と語った。この砲弾の炸裂による犠牲者は出ていない。
昨夏、ドンバスで停戦順守のための追加措置が発効した。これは居住区とその周辺における発砲や武器配備を完全に禁止しているほか、違反に対する懲罰的な処分も定めている。
ロシアは、ウクライナがミンスク合意を履行しておらず、紛争解決に向けた協議を長引かせていると繰り返し発表している。
ここ数日、ドンバスの衝突状況が本格的に激化している。ウクライナ政府はこれまでの合意を一切無視し、ドネツクおよびルガンスク共和国との境界線に軍の大半を集中。禁止兵器を使うなどして義勇兵への発砲を定期的に行っている。ドネツク共和国のプシーリン大統領は、近日中にウクライナのゼレンスキー大統領は軍にドンバス侵攻開始を命ずるだろうとしている。
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