これより前、西側諸国も同様の予測を示していたが、その予測は当たらず、ロシアは、ウクライナ情勢を急激にエスカレートさせる計画などないとしている。
サキ報道官は書面による声明を表し、「現在、ロシアは近く予定しているウクライナ侵攻に向けた準備を続けているようだ」と述べた。しかしサキ報道官はこれを立証するような証拠は示さなかった。
これより前、在ロシア米国大使館は20日、公式サイトで、モスクワやサンクトペテルブルクの公共施設、そしてロシアとウクライナの国境沿いの地域においてテロ攻撃の危険性があるとして、米国民に向けて警告を発していた。これを受けて、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は自身のテレグラムに「モスクワの米国大使館に質問があります。このような情報をロシア人職員に伝達しましたか?そうでなければ、これをどのように理解するのですか?」と綴った。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。ロシアはこれまでウクライナ侵攻の報道を繰り返し否定。リャブコフ外務次官は、モスクワにはウクライナ侵攻の意向は現在も将来もあり得ないとしている。
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