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英スコットランドで発見されたジュラ紀の「翼竜」、世界最大と判明

2017年に英スコットランド発掘された、1億7000万年前(ジュラ紀半ば)に生息した空飛ぶ爬虫類「翼竜(よくりゅう)」の化石が、ジュラ紀のこの種の化石としては世界最大であることが最近の研究で明らかになった。
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翼竜の化石は、エディンバラ大学の研究者チームが2017年5月、北部スカイ島の海岸で発見。約1億7000万年前の化石にもかかわらず、殆ど原形を留めている状態だったという。
発見された翼竜は翼を広げると2.5メートルを超え、現在の大型の鳥類とほぼ同じサイズだったと推定されている。翼竜は新種であるとされ、「Dearc sgiathanach(ゲール語で「翼のある爬虫類」の意)」という名前が付けられた
エディンバラ大学のスティーブ・ブルサット教授は「Dearc sgiathanach」について、「ジュラ紀に生息する翼竜の中で最大級の化石だ。このことは、翼竜が鳥と競合する白亜紀よりもはるか昔に大型に成長したことを物語っており、極めて重要な意味を持っている」と語っている
化石は、22日からスコットランド国立博物館で展示される。
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スカイ島で発掘された約1億7000万年前の翼竜「Dearc sgiathanach」のイメージ図

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海岸から「Dearc sgiathanach」の化石の一部を運ぶ研究者たち(英スコットランド・スカイ島、2017年5月)

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大型の肉食恐竜と並ぶ翼竜「Dearc sgiathanach」のイメージ図

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スカイ島で発掘された約1億7000万年前の翼竜「Dearc sgiathanach」のイメージ図

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翼竜「Dearc sgiathanach」の化石の一部を保存する作業をおこなうエディンバラ大学のスティーブ・ブルサット教授(英スコットランド・スカイ島、2017年5月)

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