シンガポールの男性が30年森小屋で生活 政府から住居を提供

シンガポールのオ・ゴ・センさんは30年間森の中で暮らしていた。この男性は、森の中に自分で小屋を建て、そのすぐ横の菜園で採れた野菜を売って生計を立てていた。BBCが報じた。
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オ・ゴ・センさんの家族は村落で暮らしていたが、1980年代に新しい高層ビルの建設のため、彼らの住居が取り壊された。住民らは国営アパートに移住したが、センさんは、家族に面倒をかけないと決心し、しばらくして故郷の森に戻っていった。センさんは野菜を売ったり、不定期の仕事をしてなんとか生計を維持していた。
オ・ゴ・センさんはインドネシア近くのバタム島にフェリーで渡り、この島で結婚。妻との間に娘をもうけたが、妻子は彼が森で暮らしていることを知らなかった。
センさんに住居がないことが判明したことから、当局は彼に住まいを提供した。現在、センさんは再び妻子と一緒に暮らすための援助を受けている。
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