ペスコフ氏は「ウラジーミル・プーチン大統領は、ドネツク人民共和国の指導者デニス・プシーリン氏およびルガンスク人民共和国の指導者レオニード・パセチニク氏から要請の書簡を受理した」と明らかにした。
またペスコフ氏は、書簡の本文を引用し「現在、状況の悪化とウクライナ政府からの脅威のため、両共和国の市民は避難を余儀なくされ、引き続きロシアへ避難していると強調されている」とし、「両共和国ではウクライナ軍による侵攻が続いている中、民間および産業インフラ、学校、病院、幼稚園が破壊され、そして最も恐ろしいのは子供を含む民間人が犠牲となっていることだ。ウクライナ政府の行動は、ドンバスでの戦争を終わらせたくないことを証明している」と非難した。
プーチン大統領に宛てられた書簡では「ウクライナ政府は、米国など西側諸国から軍事支援を含む包括的な支援を受けながら、連絡線での軍事的プレゼンスを増強し続けている。ウクライナ政府は、紛争の武力的解決を方向づけている」と述べられている。
ペスコフ氏は「前述のことを踏まえると、現状を受け、また、友好・協力・相互関係に関する条約に基づいて、民間人の犠牲や人道的悲劇を防ぐために、2つの共和国の指導者は、ロシア連邦と両共和国の間の協力と相互支援、そしてウクライナ軍の攻撃を撃退するよう要請している」と語った。
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