原油価格は1週間で以前の水準に戻る=専門家

ウクライナに対するロシアの特殊軍事作戦を背景に、世界的な原油価格の急激な高騰は来週も続く可能性があるが、その後は以前の水準に戻ることになる。通信社「スプートニク」に原油市場の専門家であるハッジャッジ・ブ・フドゥール氏が語った。
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世界の原油価格は24日に急激に高騰した。原油市場における急激な変化は、ドンバスにおけるロシアの特殊軍事作戦の実施についてウラジーミル・プーチン大統領が発表したことに起因する。
フドゥール氏は、「原油価格は今後も高騰を続け、来週もこうした傾向を示す可能性があるが、その後、価格は以前の水準に再び戻ることになる。北海ブレント原油は1バレル90ドルまで戻る」と語った。
同氏は、産油国は現在の原油価格から利益を得ることになると強調した。
フドゥール氏は、「しかし、恩恵を受けるのは主に投機家であり、現在の状況が世界経済に利益をもたらすことはない」と指摘した。
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