2月17日の時点で、欧州のガス地下貯蔵施設では前の年の2021年の夏に注入した量の95.3%が使われており、結果として貯蔵量は5%を切っている。欧州向けのロシア産ガスの供給は2021年半ばから減り始めており、2022年の年頭からは減少のスピードは拍車がかかっている。
ドイツは、ロシアによるドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立承認への報復として、ロシアのガスパイプライン「ノルドストリーム2」の認定作業を停止した。ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は欧州でのガス1000立方メートルに2000ユーロを支払わざるを得なくなると警告を発したが、ウクライナのゼレンスキー大統領はガスパイプラインの全面停止を要請した。
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