ペスコフ報道官は26日、「昨日午後、ウクライナ幹部との交渉の可能性を踏まえ、ロシア最高司令官はロシア軍主要部隊の進軍停止命令を出した。ただ、一部場所では戦闘は継続されていた。ナショナリストや反乱者グループとの衝突場所がそれに当たる」と発表した。
報道官によると、これらグループは「ジハード(聖戦)移動隊」の原則に基づき、武器を搭載したトラックなどの車両を利用しているという。
ウクライナ大統領府長官顧問は、条件が合わなかったためウクライナは交渉を拒否したと発表した。
ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
ロシア国防省は24日、ロシア軍はウクライナの都市に砲撃や空爆を行っておらず、軍事インフラを精密兵器で攻撃していると発表した。 同省は、「ウクライナ軍の軍事インフラ、防空施設、軍事飛行場、ウクライナ陸軍航空隊が高度な精密兵器で使用不能となっている」と発表。 また同省は、一般市民を全く脅かしていないと断言した。