新型コロナウイルス

新型コロナで孤児になった子どもの数 研究者が算出

新型コロナウイルスのパンデミックによって、少なくとも片方の親または養育者を失った子どもたちの数が500万人を超えることが、米国と英国の研究者らによって分かった。この研究論文は学術誌「ランセット・チャイルド・アンド・アドレセント・ヘルス」に掲載されている。
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米オックスフォード大学と英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らは今回、2020年3月1日から2021年10月31日までのデータに基づいて、上記のケースに当てはまる子どもたちの数を算出した。その結果、この間で18歳未満の子どもと青少年少なくとも520万人が、片方の親または養育者を新型コロナで亡くしている。そして、このケースの4分の3は、父親を亡くしていることが分かった。
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親族を失った子どもたちは、貧困、身体的・性的虐待、奴隷やHIV感染、精神面の問題を経験する可能性が高くなる。
研究者らは、パンデミック対策におけるリスクを最小限にするために孤児プログラムを早急に取り入れるよう呼びかけている。また、養育者がいない子どもは、孤児院よりも親族か里親に預けた方が良いことがあるという。
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