科学者たちは、COVID-19を接種したヤギや牛の乳は免疫獲得に利用できるのではないかという仮説を立てた。COVID-19を接種、ないしはこれに感染した女性の母乳にはSARS-CoV-2に対する抗体が確認されたことが仮説の根拠となった。
実験で、動物たちにはヒト用ワクチンZF-UZ-VAC2001が3回接種された。初回投与から2週間後、血清中からはすでにコロナウイルスに対する抗体が検出された。また細胞培養実験により、抗体はSARS-CoV-2の中和に成功。血清中では100%、牛乳中では40%に達することが確認された。
研究者は、こうして免疫が得られた牛乳は、住民への受動的な集団免疫に利用できるとしている。
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