香港閣僚が辞任 パンデミック下でパーティーに出席

中国国務院は、徐英偉(キャスパー・チュイ)香港民政事務局長の辞任を承認した。徐氏は、新型コロナウイルスのパンデミック下でパーティーに出席し、辞表を提出していた。
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香港政府の公式サイトに掲載された文章によると、中国国務院は、林鄭月娥(キャリー・ラム)香港行政長官の提案に基づき、徐氏の解任を決定した。
徐氏は1月31日、林鄭行政長官に辞表を提出した。同氏はその声明の中で、パーティーへの出席は「間違った決定」だったと指摘した。同氏は、2020年4月から香港民政事務局長を務めていた。
香港で1月初旬、中国の全国人民代表大会(全人代)香港代表の洪為民(ウイットマン・ホン)氏の誕生日パーティーをめぐり、スキャンダルが勃発した。香港中心部のレストランで開かれた大規模なパーティーには、少なくとも170人が出席した。報道によると、その中には、新たに選出された香港立法会(議会)の議員少なくとも20人や徐氏らがいたという。
誕生日パーティーは香港で新型コロナウイルスの感染状況が悪化した中で開かれ、ゲスト2人の陽性が判明し、世論や社会が激しく反応した。
林鄭行政長官は、パーティーに出席した高官13人を一時的に停職させ、彼らの調査を命じた。
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