先に米国政府は国連本部の外交官ら12名を工作活動に関与していたとして国外追放処分とした。これについてロシア側は露米関係を悪化させる措置として反発している。
ロシア側によると、国連職員の追放は国連本部の受け入れ国である米国に与えられた義務に違反するものであるほか、国際連携という国連の中心的な役割を破壊するものであるという。外務省の声明には「米国とそのサテライト国が指示するルールに則った世界秩序」を押し付けることが国外追放処分の目的と記されている。
また、これにより米国政府はロシア側の立場を弱体化させ、国連の場で全権を行使する可能性を奪おうとしているとした上で、国連職員の国外追放処分は「卑劣な手法」だと非難した。
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