ウクライナでの露特別軍事作戦

BMWとフォードもロシア事業撤退

ドイツの自動車製造大手BMWは、地政学的情勢を背景に、ロシアの西の飛び地カリーニングラードにある「アフトトル」の工場での製造およびロシア市場での販売を中止した。リア・ノーボスチ通信がBMWの広報からの情報として伝えた。
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BMWのプレスリリースでは、「現在の地政学的情勢に鑑み、BMWグループは、ロシア市場への製品の供給と現地での自動車製造を中止した。今後の決定は、情勢の変化に基づいて下される」と述べられている。
BMWは、現在、部品の供給が制限された中で、いかにして顧客に対する義務を完全に遂行するかについて協議していると強調した。
ボルボとダイムラーがロシア事業撤退=露産業貿易省
なお、今週、ロシアの商用車最大手「カマズ」との合弁企業を有する独ダイムラートラックもロシアの全事業を停止すると発表した。またウォール・ストリート・ジャーナル紙は、スウェーデンのボルボトラックも製造と販売を停止したと報じた。さらに自動車メーカー、サテランティスのカルロス・タバレスCEOも製造を削減し、撤退する可能性があると述べていた。
また米最大手フォードもサイト上で、ロシアでの事業を中止すると発表し、「現在の状況を考慮し、合弁企業のパートナーに対し、ロシアにおける事業を中止する」とした。この決定は早急に実現され、次の発表が出るまで続けられるとのこと。
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