ゴンチャレンコ氏は、ISUがロシアのフィギュアスケート選手の出場を禁止したことについて以下のように語っている。
「スポーツと芸術は政治の外側に位置していると、常に提唱されてきた。しかし、ロシアのアスリートはこの国際的なドグマに関係ないようにみえる。この出場禁止の決定は非常に偏った態度であり、国際組織で働く役人の良心に基づいたものとなっている。
コーチ陣は、ISUの決定を未成年のフィギュアスケート選手にどうにか説明できるよう、必要な言葉を見つけてほしい。実際のところ、子どもたちには何の罪もない。ロシアのフィギュアスケーターは、生涯をスポーツに捧げ、非常に高い成績を残している。これらのアスリートは、大いなるスポーツの財産だ。結局のところ、スポーツの価値とは、その美しさと成果を発展させることなのだ。もちろん、それは芸術でも科学でも同じことだ。では、なぜ今スポーツからこういったことが排除され、実際にスケーターが制裁を受けるようになったのかは分からない。
これは政治に合わせたもので、常識を完全に欠いていると私は思う。また、ロシアのスケーターがいない状態で、国際大会の結果をどのように客観的に評価できるのかも不明である。例えば、ロシア勢が最も高い結果を示した女子シングルスケートの成果だ。確かに誰かが代わりに金メダルを取るだろうが、実はそれは最強のライバルと戦わずに得た結果なのだ。ここでもっともな疑問が生まれる。本当にそのようなメダルが必要なのだろうか?やはり本物のアスリートは、戦いでトップの座を勝ち取ることに面白さと価値を見いだすのだ。」
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