NATO、核戦力の準備レベル引き上げは計画していない

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、現時点でNATOの「核戦力」の準備レベルを引き上げる理由は見当たらないと述べた。
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ストルテンベルグ氏はAP通信に「我われは常に同盟国を保護し防衛するために必要なすべてのことをするが、NATOの核戦力の準備レベルを現在変える必要はないと考えている」と述べた。
これに先立ち、米ホワイトハウスのサキ報道官は、米国は自らが保有する核兵器の使用準備レベルを引き上げる根拠を現時点で確認しておらず、ロシアのプーチン大統領が抑止力部隊に向けて発令した特別警戒態勢についての評価を継続していると発表していた。
米核兵器の共有 岸防衛相「認められるものではない」
先に、プーチン大統領はロシアのショイグ国防相及びロシア軍のゲラシモフ参謀総長との会合で、ロシアの抑止力を任務遂行の特別態勢に移行させるよう命じた。プーチン氏は「NATO主要国の高官が、我われの国に対する攻撃的な発言をしている」と述べた。
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