OneWeb社の宇宙機器を搭載するキャリアロケット「ソユーズ-2.1b」の打上げ準備委員会の会合で同氏は、「今後、OneWeb社の通信機器打上げミッションの準備作業は中止となる。この決定の遂行は直ちに行われる」と発言した。
これには、3月5日に予定されるOneWeb社の衛星を搭載したロケット「ソユーズ」のバイコヌール宇宙基地からの打上げの中止も含まれる。
ウクライナに関連した制裁がロシアに課される中、ロスコスモス社のドミトリー・ロゴージン長官は、OneWeb社がこれらの衛星を軍事目的に使用しないこと、関係軍事機関にこれらのサービスを提供しないことを保証するよう求めた。さらに、3月5日の打上げのもう一つの条件として、英国政府がOneWeb株を売却することが求められた。
2日夜、英ビジネス・エネルギー・産業戦略省のクワシ・クワーテング 大臣は、英国政府は保有するOneWeb社の株を売却することはないと表明した。また、3日、OneWeb社の取締役会は、バイコヌール宇宙基地からのすべての打上げ中止を確認した。英国政府はこの決定を支持した。
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