RTがテレグラムに投稿した声明には、「RTアメリカは10年以上行ってきた番組の制作を中止する」と記されている。RTはミハイル・ソロドブニコフ社長の言葉として、「T&Rプロダクションは、現在、予想不可能な情勢が続いていること、通常の活動が行えなくなったことを理由に、米国全土のすべての支局での番組の制作を完全に中止する」と明らかにした。
これより前、メディアは、米国の直接放送衛星サービス、ディレクTVは、ウクライナでの紛争が継続していることを受け、RTアメリカを自社の放送ネットワークから除外するとの意向を示していた。
先月27日、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ロシアがウクライナで実施している非軍事化を目的とした特殊作戦に対する制裁措置として、EU(欧州連合)における複数のロシアのメディアの禁止を発表した。フォン・デア・ライエン氏によれば、禁止されるのは、RT、国営メディアのスプートニク、そしてその関連会社。EU領内では、すでにロシアメディアのTikTokおよびインスタグラムのアカウントが停止しているほか、メタはこれらのサイトへのアクセスを制限している。
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