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日本の研究者 人類の進化について再考を促す発見 ニホンザルの歯の研究で

オタゴ大学(ニュージーランド)の日本人研究者チームは、野生のニホンザルの歯の摩耗に珍しいパターンがあることを発見した。この発見により、人類の進化の道筋を見直す必要があるという。この研究成果は、学術誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・アンソロポロジー」に掲載されている。
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研究者らがニホンザルの歯を分析したところ、歯に均一な傷や溝があるのが分かった。これは、歯と歯の間に何らかの石器を挟んで使用したことによるものと考えられる。そしてこの痕跡は、これまでに現代人の祖先でしか見られなかったものだという。
研究チームのイアン・トール博士は、「この研究は、人類の進化に伴う文化に関する既存の理論と、文化的習慣に関する初期の証拠について再考を促すものになる」と述べている。
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