カディロフ首長は、「もしゼレンスキーが、最低でも、外国人の複数のグループの避難を組織できないのなら、それで大統領と言えるだろうか。なぜなら彼こそが一番に外国人たちに対する責任を負っているからだ」と述べ、それができていないという事実は、ゼレンスキーが大統領などではなく、バンデラ主義者、ナチスト、シャイタンの腕の中にいる真の操り人形であることを如実に示す証であると批判した。
カディロフ首長は、ウクライナ政府と軍の指導部に対し、「もう一度、よく考えるよう」呼びかけるとともに、「我々はいずれにしても、指示を遂行し、バンデラ主義者を打倒する。しかし、ゼレンスキー、ウクライナ政府、ウクライナ最高会議、ウクライナ軍など、軍と政府のすべての代表者らは、いま一度、よく考える必要がある。まだ少しでも理性と人間性が残っているなら、熟考し、外国人や自国の住民を避難させ、安全な場所に移すべきである」と述べた。
その上でカディロフ首長は、NATO(北大西洋条約機構)、欧州安全保障協力機構、国連に対し、ウクライナでの人道回廊の設置計画への介入を呼びかけ、それができなければ将来に対する責任はこれら国際機関にあると主張した。