ロシア軍の報道官は記者団に「現時点においてザポロジエ原発の放射線量は正常であり、毎時0.3マイクロシーベルトの閾値で1時間あたり0.08〜0.12マイクロシーベルトの範囲で変動している。スタッフ、放射線に関する人員を脅かすものはなにもなく、スタッフと原発は正常に作業および稼働している」と述べた。
また報道官は、同原発で放射線に関係する性質を含む事故は一切なかったと述べた。
これに先立ち、ロシア連邦国家親衛隊は、ザポロジエ原発の状況は同親衛隊の兵士たちの完全な管理下に置かれており、施設を警備していたウクライナ国家親衛隊の兵士(約240人)は武器を引き渡し、家に帰ることが許されたと発表した。
ロシア国防省は、4日未明、ウクライナの破壊工作グループが武力挑発を仕掛け、原発の敷地外にある研究・訓練施設のエリアで武力衝突が起こり、ロシア軍が発砲地点を抑制、原発は管理下に置かれたと発表した。