トランプ前米大統領、第三次世界大戦と核の脅威の「深刻さ」について警告

ドナルド・トランプ前米大統領は、第三次世界大戦の可能性は除外できないと述べ、米国がどの国からも尊敬されていないことから、核戦争勃発の可能性は「深刻な脅威」であるとの見方を示した。
この記事をSputnikで読む
トランプ氏は、ポッドキャスト「フル・センド・ポッドキャスト」に出演した中で、「第三次世界大戦の可能性はある。それは我が国がもはや尊敬されていないからだ」と述べた。
またウクライナ情勢を受けて、米国市民は核戦争を恐れる必要があるかとの問いに答えたトランプ氏は、「恐れるべきだろう。なぜなら、無能な人物が国(=米国)を指導しているからだ」とコメントし、「これは深刻な脅威だ」と指摘した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ザポロジエ原発 放射線量は正常、露国防省の専門家らが管理=ロシア軍
さらにトランプ氏はドイツと日本の軍備増強は、米国にとって危険なものであると警告し、「現在、我々は日本とドイツを軍事大国にする必要性に迫られている。しかし、わたしを含め、多くの人々がこれはあまり良い考えではないと警告を発している」と語った。
トランプ氏はまた、「自らの願望に注意深くあるべきだ」と付け加えている。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシア軍によるザポロジエ原発の攻撃はウクライナ側のプロパガンダ=露大統領
ロシアのプーチン大統領は、先月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと発表。
ロシア国防省は、ロシア軍は軍事インフラおよびウクライナ軍のみを攻撃しており、一般市民を全く脅かしていないとした。3月8日の時点で、2500を超える軍事インフラが破壊され、897の戦車や装甲戦闘車両、95の多連装ロケット砲、84のドローンなどが破壊された。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、3月7日の時点で、今回の紛争により474人が死亡した。
関連ニュース
欧州はロシア産エネルギー燃料の輸入禁止措置で米国を利用=トランプ氏
「核のウクライナ」が近い将来実現する可能性=情報筋
コメント