「もちろん、常に先に進むことはできるが、我々はすでにできる限りの限界に到達してしまった。我々はできる限りのことは全てやった」ボレル上級代表はフランセインフォからの取材にこう語った。
ボレル上級代表はEUはまず重い制限を科し、これによりロシアの通貨ルーブルの価値は40%暴落したと指摘した。ボレル氏は、「これら制裁はロシア経済へは重荷となってのしかかる」と述べている。
ボレル上級代表は、工業、その他の経済セクターにおけるハイテク機械の輸出禁止はロシアにとってかなりの痛手となったと指摘した。
ウクライナにおけるロシアの特殊作戦の開始後、欧米諸国は一貫して新たな制裁を加えている。特に、ロシア中央銀行が制限され、いくつかの金融機関がSWIFTシステムから除外された。ドイツはパイプライン「ノルド・ストリーム2」の認証を停止した。欧州連合(EU)や米国は、ロシア航空機の飛行を禁止している。多くの大手企業がロシア市場から撤退している。
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