ウクライナとグルジアにNATO加盟を約束したのは間違いだった=EU上級代表

欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表は、TVチャンネルTF1のインタビューで、ウクライナとグルジア(ジョージア)の北大西洋条約機構(NATO)加盟問題について、両国のNATO加盟を実現する可能性がないのに西側諸国がウクライナとグルジアに加盟を約束したのは間違いだったと述べた。
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ボレル氏はインタビューで「我われが一連の間違いを犯し、ロシアと西側が親しくなる機会を失ったことを認める用意がある...我われがもっとうまくできたであろう瞬間があり、我われが提案し、その後、実現できなかったことがある」と述べた。
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ボレル氏は、ウクライナとグルジアがNATOの一部になるという約束を西側は果たすことができなかったため、この約束は間違いだったと指摘し、「実現できない約束をするのは間違いだと思う」と述べた。
また仏ベルサイユでのEUサミットに到着したボレル氏は、基金「欧州平和ファシリティ」がウクライナへの軍事支援を倍増し、このためにさらに5億ユーロ(約643億5000万円)を拠出すると発表した。
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