フィリ氏は「欧州の穀倉地帯として知られる黒海盆地は、穀物や農産物の生産にとって最も重要な地域の1つだ。ウクライナとロシアは世界の小麦輸出の30%、世界のトウモロコシ輸出の20%、ヒマワリ供給の76%を占めているため、生産または供給のあらゆる中断は価格上昇を引き起こすおそれがあり、すでに自国の高い食料インフレの被害を受けている数百万人の人々に影響を与えている」と述べた。
同氏によると、食料と燃料の価格上昇はWFPの活動費も増加させ、パンデミックと世界的なインフレによって2019年からすでに50%増えた経費を増加させているという。
ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
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